「医療大麻」=大麻由来の合法な成分であるCBDの効果に、世界中で関心が高まり続けています。日本でも話題になっているCBDの効果とオススメの取り入れ方をご紹介します。
「マリファナ」または「大麻」と聞くと、あまりいいイメージをお持ちにならない方が多いと思います。芸能界でも違法薬物の問題がニュースを騒がせていますが、実は合法である大麻由来のCBDという成分には、様々な相乗効果が期待出来ると言われています。
その中の一つに挙げられるのが、生きていく上で欠かすことのできない睡眠問題に効果をもたらすということです。
ストレスの多い現代社会。仕事や育児、家事に追われたり、長時間TVやスマホを見たり、と寝る時間も遅くなっていまう方、爽快に朝を迎えるような深い眠りを最近あまり味わっていない方も多いのではないでしょうか?
目次
眠りを誘発するCBD、どうして睡眠に有効なのか
大麻成分のひとつであるCBD(カンナビジオール)ですが、CBDオイルを服用するようになって、良く眠れる!という声が増えています。
「何故CBDを取り入れると眠くなるのか?」という疑問についての回答は、「浅い眠りをブロックするようになるから」という事が挙げられます。
睡眠は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」と呼ばれる2種類の睡眠状態に分けられます。
この2つの種類の違う睡眠が一晩に交互に何度も繰り返されます。
「レム睡眠」は寝ている間にピクピクと眼球が急速に動く睡眠のことである、眠りが浅い状態。そして「ノンレム睡眠」は上記のような眼球運動が見られない、深くてしっかりとした眠りを表します。
この「ノンレム睡眠」の状態のときに現れる脳波の特徴で、「周波数の低い成分(徐波成分と呼ばれます)が中心となる睡眠」のことを「徐波睡眠状態」と言います。
CBDは、この「徐波睡眠状態」を促進して、浅い眠り状態である「レム睡眠」をブロックしてしまうのです。
つまりCBDは、なるべく「浅い眠り」を防いでくれて、「深い眠り」状態にしてくれるということになるのです。
CBDで眠りの質を上げることも可能ですが、メラトニンの分泌量の調整もすごく大事です。
自律神経のバランスを保ち、身体の恒常性を維持することがとても重要と言えます。
では何故CBDは効果が期待できるのか
その理由は、以前に述べたように、人のカラダに元々備わっている身体調節機能
「ESC(エンド・カンナビノイド・システム)」と関係があるからです。
ESCは、細胞同士のコミュニケーションの役割を担っており、カラダ中の神経細胞上と免疫細胞上には、「カンナビノイド受容体」が分布して、調節システムを守っています。
ただ、過度なストレスや食べ過ぎ、飲み過ぎ、睡眠不足、加齢が原因で、ESCの働きが弱くなっている状態、「カンナビノイド欠乏症」になっている現代人が多いと言われているのです。
そこで、CBD(カンナビジオール)を摂取すると、カンナビノイドとしての働きをしてくれるため、本来のカラダの自然治癒能力を高めたり、免疫システムを機能させてくれるようになります。
CBD商品の選び方と注意すべき点
うれしい効果が期待できる一方で、日本でも取り入れられるようになったばかりのCBD製品には気をつけたいポイントもあります。
違法成分は入っていないのか
日本ではTHCというハイになる成分の使用が認められていません。
実際に国内で流通した商品で、THCフリーを標榜していても、抜き打ち検査によってTHCが検出されたというなことも発生しています。
成分検査証を明示している安全な製品か見極めが必要です。
茎由来の成分か否か
同様に、葉や根、穂から抽出された大麻製品の使用も日本では認められていません。茎から抽出したCBD製品かは必ずチェックしましょう!