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CBDは更年期症状・更年期障害にも効果が期待?

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40~50代後半の女性に多く見られる「更年期障害」。近年は症状に悩まされる男性も少なくありません。
精神的に不安定になる、体調が優れないなど心身の不調が原因で、仕事や家庭をはじめ日々の生活に支障をきたすこともしばしば見受けられます。
大麻草由来の有効成分である「CBD」は、そんな更年期障害の不調の緩和に役立つかもしれません。

更年期障害とは

女性には、月経がはじまる「思春期」、月経があり妊娠・出産が可能な「性成熟期」、月経が終わる「更年期」、閉経後の「老年期」という4つのライフステージがあります。

個人差はありますが、女性は50歳前後の年齢で閉経を迎えます。そして、この閉経の時期をはさんだ前後10年間(一般的に45〜55歳頃)を”更年期”といいます。

更年期症状自体は誰にでも起こりうるものですが、その中でも仕事や家庭生活などに支障が出るほど重い症状が続くケースを「更年期障害」と呼びます。

更年期障害の原因

閉経に伴い卵巣の機能が低下し、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」の分泌量が急激に減少することで、ホルモンバランスの乱れが生じます。

それにより体調や自律神経が乱れたりすることが更年期障害の症状の原因といわれています。

個人差はありますが、「更年期」は40代後半~50代後半の期間で、この年代で更年期障害を起こすことが多いとされています。人によっては30代後半から始まる場合もあります。

更年期障害の症状

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更年期症状は人によって様々です。

また上述の通り、その程度にも個人差があります。

精神的症状

・イライラ感
・不安感
・不眠
 など

身体的症状

・自律神経の乱れから起こる動悸や息切れ
・のぼせ、ほてり、発汗異常
・頭痛や腰痛
・肩凝り
・手足のしびれ
・めまい
・皮膚や粘膜 など

症状は人それぞれですが、いずれも心身の不調により生活の質を下げる要因となりかねません。

CBDが更年期障害を緩和?更年期を対象としたCBDの研究

現時点で、更年期をテーマにCBDの効果を実証した研究はまだありません。

しかし、CBDが持ついくつかの作用は更年期症状を緩和できる可能性があります。

ここからは更年期障害の症状に対するCBDの効果をお伝えしていきますね。

自律神経を整える

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人間の身体には、「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」という身体調節機能が備わっていて、食欲、記憶、感情、免疫、痛み、運動機能などあらゆる機能の調整を担っています。

心身にとって重要な役割をもつECSですが、現代ではストレスや加齢によってECSの働きが弱まっている人が多く、自律神経が乱れやすくなっています。

CBDは体内でECSに作用してその働きを整えるため、乱れた自律神経のバランスを正常に近づけていく効果が期待できます。

自律神経の乱れは更年期障害の原因のひとつと考えられます。
CBDを摂ることで自律神経を整え、根本から症状を改善することが期待できます。

不眠を改善して睡眠の質を高める

2017年の研究では、CBDが不眠症を治療できる可能性があることが示唆されています。

2019年、不安または睡眠障害を主訴とする成人72名を対象に行った研究では、最初の1ヶ月間で79.2%(52名)の不安感が減少し、66.7%(48名)の睡眠スコアが改善しました。

しかし、睡眠スコアに関しては時間の経過とともに変動があったため、更なる研究が期待されています。

CBDはリラックス作用があるので、寝る前に摂ることで入眠を助けたり、睡眠の質を高めたりすることもできます。

うつ症状や不安感の軽減

2014年の研究では、CBDには抗不安作用・抗うつ作用があることが示唆されています。

高濃度のCBDは、セロトニン受容体である5-HT1Aに直接働きかけて活性化させ、それによって抗不安作用をもたらします。

更年期障害では、気分のムラが激しくなったり、イライラしやすい、落ち込みやすいなど、精神面での不調を感じる方も少なくありません。

CBDを摂り続けることで、メンタルのバランスを整え、日々を快適に過ごす手助けをしてくれるかもしれません。

頭痛や肩こりを緩和する鎮痛作用

数多くの臨床試験で、CBDには中枢神経障害性疼痛や末梢神経障害性疼痛、関節リウマチなど、疼痛(痛みを意味する医学用語)への安全性と有効性があることが示されています。

同時に、頭痛の緩和や、吐き気を抑える効果があることも報告されています。

またCBDは、皮膚に直接塗ることで吸収されて筋肉を弛緩させる作用があることがわかっています。

CBD含有のクリームなどを辛い部分に塗ることで、更年期障害の症状のひとつである肩こりの緩和も期待できます。

今後の研究に期待

CBDと更年期障害の直接的な関係は未だ研究途上ですが、CBDそのものが持つと期待されている効果については、各種更年期症状の緩和が期待できるかもしれません。

CBDは、自分の症状に合った物を一度にまとめて摂るのではなく毎日少しずつ摂ることで効果を実感しやすくなると言われています。
直接体内に飲用するタイプではない化粧品なども、経皮吸収で少量のためより穏やかに作用するので最初に試してみるのには良いかも知れません。

大麻由来と聞くと驚いてしまう人や、抵抗を感じる人も少なくありませんが、日本国内で販売されている物は安全に摂取できる成分です。精神的なストレスで悩んでいる人や、更年期障害などで不安を感じている人は、ぜひ取り入れて見てはいかがでしょうか?

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